若者の文化や子どもの成長・発達などに詳しく、多数の著書がある関東学院経営学部教授の中西新太郎さんが、法人あおぞら4園の職員新年会に来賓として出席され、ご挨拶をいただきました。その内容をご紹介します。
保育園は子どもたちの成長を支える場所。同時に今の社会の中で自分が大切にされていなかったり、大切にされた経験がないという人は、他者に対して非常に冷たくなります。「ベビーカーに赤ちゃん乗せて電車に乗るな」というようにネットで叩かれるような社会になっています。一人ひとりがちゃんと人間として大切にされるということがないと社会全体がすさんでいくと思います。
保育園というところは、人がちゃんと優しくなれる、一人ひとりの子どもが大切にされることを通じて社会全体で、みんなもお互いに人間として大切にできるという営みが行われているのだと思います。子どもたちの成長を支えるだけではなくて、人間同士がお互いに大切にできる社会をつくる力をつくっている所なのかなと思います。
「ふれあいまつり」の取り組みについて、農協の青年部の方とか、学生から毎年お話をうかがっていますが、保育園は社会の中で人が人間らしく豊かになっていく場所なんですね。あおぞらの保育実践は、子どもたちの発達を支えるだけではなく、みんなが人間らしくいられるための貴重な場所をつくっていると感じています。そういう保育をもっと大きく広げていってほしいです。
ラグビーワールドカップ決勝戦、臨港パークでのパブリックビューイング会場で、谷津保育園職員保護者の太鼓サークル「谷津っ鼓」とあおぞら保育園の「風の鼓」有志が出演!
20年史の表紙イラスト